Androidサイト制作 フォレスト < Androidサイト制作の必要性
昨年(2010年)はAndroidが日本中を席巻した年でもありました。
一昨年(2009年)は、まだiPhone 3GSの時期であって、Android端末も1機種のみでした。しかし、昨年に入るとiPhoneやiPadが猛スピードで流行をはじめました。各キャリアが競ってAndroid端末をリリースし、ヒットを飛ばしたこともあって、Androidは俄然勢いを増して売れ続けたのです。
昨年中に限っても、前半と後半では売れ行きに大きな違いがあります。前半は、Android端末の機種数は4しかなく、僅かといってもいいくらいでした。しかし後半を振り返ると事態は急変しています。年末の2ヶ月で15機種、下半期合計で19機種が販売されたのです。今年2011年に入っても、まったくその勢いは止まる様子を見せません。続々と新しい機種が大々的に販売され、2月までに10機種が登場しています。
来年になったら、Androidは携帯電話全体のシェアの半分に迫るだろうという予測すらされています。そして5年以内に、Androidを通じたインターネットへのアクセス数は、一般のPCを通じたアクセス数全体を超えてしまうかもしれないという指摘も出ているのです。
NTT docomoのGALAXY S・auのIS03・SoftBankのHTC Desire HD etc.……。
ここに名前を並べたようなメジャーなキャリアはもちろんのことですが、日本通信やイー・モバイルも含めて、各キャリアは、競うようにして自社の製品にAndroid OSを搭載しています。
Android OS 搭載機種の強みは、オープンソースであることも見逃せません。無償でソースコードが開放されていますから、あらゆる人材が開発にかかわる機会を持てるのです。キャリアの壁も国境の壁も越えて、開発され続けるAndoroid OSは、随時発展を遂げていくのです。
日本国内にはこれまで特殊な携帯電話事情がありました。ワンセグやおサイフケータイのような機能は日本産の携帯電話オリジナルの機能であって、そのような機能を備えていないというだけで、ユーザに敬遠される傾向がありました。しかしオープンソースであることも幸いし、いつしかその欠点も克服されました。最新機種はすでにそのような機能も補完されているのです。
これからも、電子書籍リーダーや、ゲーム機としての機能をミックスさせるなど、バラエティに富んだ発展を続けていくことが予測されています。現在のAndroidは、2台目のモバイル端末として入手していたユーザが多い時期から、1代目の端末として優先的に使うユーザが多数派を占める時期に移行しようとしている段階なのです。
Androidは、日本の市場に姿を見せてからまだ間もない携帯端末です。しかし、あっという間に購買者の心をとらえました。
現在の日本は、次々と新しいアイテムが現れては消え、現れては消える時代ですが、そんな時代にも、根強いファン層を築くことができるアイテムはあるものです。共通点としては、最新の情報に敏感なユーザの心の琴線に触れる長所を備えていることですが、Android端末は、まさにそんなユーザのニーズにピタリとはまりました。
Android端末の熱心なユーザは、時代の先端を行く人々が多数集まっています。インターネットという媒体を使うにしても、TwitterやUstreamやSNSのような旬のツールを使いこなすなど、情報活動にしても購買活動にしてもこれからの風潮をリードする人々が中心なのです。
Androidのユーザは近い将来、日本の消費行動全体を左右するほど、購買層の中心となっていく可能性が高いと考えられるのです。今はまだ他のモバイル端末やPCのほうがシェアが大きいとはいえ、逆転する日も決して遠くはないでしょう。
現在の日本では、iPhoneとiPadはかなりの普及率を見せています。これに加えて、今まさに伸び盛りのAndroidに対応させることが、アクセスを集める条件となります。
実はiPhoneとAndroid双方への対応は、決して困難なことではありません。同じサイトを双方の端末に対応させることは充分に可能(もちろん、細部には違いがありますが)です。こうすることで、どちらの端末のユーザもターゲットとすることができます。
なお、各端末、iPhone・iPad・Androidへの最適化も技術上は充分可能です。
せっかくAndroid端末に対応したサイト制作を行うのですから、大多数のAndroid端末に付与されている機能を活用したサイト構成が理想です。
たとえば、GPS機能を活用すると、ユーザを案内した居場所に適切に誘導することも可能です。Android端末のユーザにインパクトを与える工夫が求められます。
Android端末のユーザは、行動的な性格の持ち主が多いといわれています。活発に動くユーザにとっては、どのような環境にいるときでも便利に使えることが望ましくなります。開発する側としては、そこまで配慮したサイトづくりが要求されます。最適な通信環境にいないときでも、瞬時に必要な情報が表示されることは、そのサイトがどこまで閲覧されるかを大きく左右します。
ランディングページになかなか情報が表示されないようであれば、それ以上閲覧されることは望めなくなってしまいます。
Android端末でのサイトづくりは、ユーザの行動パターンまで読んだ上で、ランディングページの情報の落とし込み方や、その後のユーザの誘導の仕方まで、しっかりと配慮することが重要なのです。
Androidサイトでは、電話発信やデータの入力・メールの送信は他のモバイル端末サイトやPCサイトとほぼ同様に行えるようになっています。
そこから先、それを超えるデータの受送信(たとえば、オンラインショッピングによる受注など)は目下、専用のアプリケーションで対応できます。